命を保つのが最大の尊い事だと教わってきたと思う。
しかし、死を持って償わなければならない罪がある。
この贖罪を尊しとせず、それでも尚命を保つ事が尊いという価値観。
この価値観が、人類最高の道徳規範である理性を蝕む。

日本人は、と言わない。
おれは、自分の親、兄弟、血族、姻族の恥とならないよう、むしろ誇りとなるよう日々精進する、はず。
自分が存在するのは、親がいたから、親がいるのは、その親や親族がいたから。
自分の子孫は、自分の作った社会環境の中で生きていくしかない。
その社会を生まれてくる子は選べな