罪と罰
- 作者: 清水正
- 出版社/メーカー: 鳥影社
- 発売日: 1991/12
- メディア: 単行本
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図書館で借りてきて読んでます。
P42 L21
「あらゆるものが死んでいくんだよ、ジーノチカ、なにもかも、思い出さえもね!
・・・僕たちの気高い感情だっていずれは死んでいくものなのさ。
だがその代わりに思慮分別がそれに取って変わるんだよ。
何も不平を鳴らすことはありやしない!
人生を大いに楽しむことだよ。」
「純粋な気持ち」
「高尚な感情」
を
「思慮分別」
に売り渡す。
これを怖いことだと思う。
と同時に、何の苦悩もないただの理想家になってしまう事も同じくらい怖い。
こんなことを考えていました。