罪と罰

ドストエフスキー『罪と罰』の世界

ドストエフスキー『罪と罰』の世界

思春期に読んで大きな影響を受けた作品を解説している本。
図書館で借りてきて読んでます。

P42 L21
「あらゆるものが死んでいくんだよ、ジーノチカ、なにもかも、思い出さえもね!

・・・僕たちの気高い感情だっていずれは死んでいくものなのさ。

だがその代わりに思慮分別がそれに取って変わるんだよ。

何も不平を鳴らすことはありやしない!



人生を大いに楽しむことだよ。」


「純粋な気持ち」
「高尚な感情」

「思慮分別」

に売り渡す。


これを怖いことだと思う。

と同時に、何の苦悩もないただの理想家になってしまう事も同じくらい怖い。



こんなことを考えていました。