グロテスク
グロテスク〈上〉 (文春文庫)
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今まで読んだ小説の中で、一番グロテスク。
主要な登場人物の中に1人も普通の人がいない。バランスが取れていない。
生きていく為には、なんでもする。
自分を本当の意味で客観的にみる事の難しさと、それに囚われすぎて、主観を見失ってしまう怖さ。
世の中には、絶対というものが結構あること。
文中では“美”が絶対のものとして取り上げられている。
絶対に対して、“努力”がいかに儚いものか。
んー、なんて書いて良いか分からない。
解り切っていたような事である気もするし。
ただ、ある考えを思い出した。
自分が、16歳の頃の事だったと思う。
自分は、他の人の頭の中に存在するんだ、って思っていた。
目の前に座っている友人、通りすがりで自分の姿が目の端に入った人、そういう無数の人の頭の中に自分いる。
他人の頭の中を自分を育てれば、自分が育つ。
こんな事を考えていました。
この本を読んで、この理屈のバランスの大切さを思ったのかな。
他人の頭の中の自分を一切見失ってもダメだし、他人の頭の中の自分だけを追っていてもダメ。
自分の絶対を見つけ出す事が答えなのか。
それとも答えなんか出さなくても良いのか。
そんな事を考えながら、
国家の品格 (新潮新書)
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藤原 正彦
新潮社
売り上げランキング: 1316
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国家とは独自の文化を大切にしたい
国も文化も関係ないだろう。
同感の人が増えればいいなと
「日本国」 再考のきっかけ
を読んでいます。
この本は、発売当初に幼馴染の友人に勧められていたのに、いまだ読まずで気になっていた本です。
まだ途中だけど、非論理の大切さを書いている。
グロテスクを読んだ後に、国家の品格。
似て非なる物だと思いきや、自分の中ではストーリーになって頭に入ってくる。
ちょっとづつ自分探しは前進中。
もう少し、あと少し。