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白蛇教異端審問
白蛇教異端審問
posted with amazlet at 08.06.02
桐野 夏生
文藝春秋
売り上げランキング: 284874
おすすめ度の平均: 3.5
3 にょろ
3 普通の主婦・母親、そして“クールでいて熱い”物書き
3 それ以上でも以下でもない。
4 作家桐野夏生の一面がわかる本
3 御得なのか?


桐野夏生さんのエッセイ集+書評+喧嘩の記録。
面白かった。
佐藤優さんのときもそうだけど、好きな作家のバックボーンを垣間見るのは楽しい。
作品を読んでいると、天才だな、自分とは縁の無い世界の人だな、って思う。
だけどこういうバックヤードを見せてもらうと、その苦悩と努力が面白い。
喧嘩、というのは桐野夏生さんの江戸川乱歩賞受賞作「顔に降りかかる雨」を批評した関口苑生の「江戸川乱歩賞と日本のミステリー」に対しての反論がベースになっている。
これも、借りて該当部分を読んでみた。

江戸川乱歩賞と日本のミステリー
関口 苑生
マガジンハウス
売り上げランキング: 444862
おすすめ度の平均: 5.0
5 ここまで骨太なミステリー論があっただろうか

正直に言って、未だ批評に対してどういう姿勢で臨んで良いのかわからない。
芸術が研ぎ澄まされていく為には、ある程度批評が必要な気もするし。
かといって、ワイドショーと同じ第三者的な野次馬根性が気に食わないという思いもある。
ま、桐野夏生さんが作中で言うとおり、創造する人の苦しみを善良な読者は絶対に想像して理解しています。
気にしないでくださいな、と言いたいです。



ここの所、慕う兄貴との会話以来、積み重ねの効力を感じている。

今アルバイトをしている。
その職場がメチャクチャ汚い。
窓に掛かるブラインドは、黒色かぁ、珍しいなぁと思って少し拭いてみたら、青だったり。これはちょっと大袈裟だが、当たらずとも遠からじ。
そこで、毎日一列づつ拭いて綺麗にする事にした。
毎朝5分。
いまや、半分以上がしっかりと青くなっている。
また、アルバイト先の業務フローが不安定で無駄が多い。
これを改めるべく、業務改善提案を作成した。
こちらはまだ提出していないのだが、これも2週間に渡り、暇な時間を見つけてコツコツと煮詰めていった。
どうやったら最善の運用になるか、漏れはないか、実際の運用に耐えられるか、等々。
よく考える事と、妥協しない事、積み重ねる事。

これらを実感している、良い感じの日々です。


合羽橋珈琲(かっぱばしコーヒー) [カフェ] All About
このコーヒー屋さん。最高。
家から歩いて5分位の所にあるお店。

天井が高い、店員さんが気取っていない。椅子がでかく、座り心地が良い。そしてもちろん、珈琲が旨い。
ここで、借りてすぐ前出の、白邪教・・・を読破。

その足で、図書館に行って気になった本を借りられる。
何気なく、幸せな環境です。