また新しい作家さん

んー、面白い。
一冊目は短編集。メインストリームからは外れた登場人物を描くのが上手い作家さんかな。
二冊目のエッセイを読むと、世の中を憂いたり、自分の行く先を思い悩んだり。
でも、憂いたり悩んだりするのは、希望を捨てていないからだと感じました。
その分、エッセイも憂う事で満足しているような感覚があって、ちょっとひきました。
でも、すごい作家さんだと思います。
長編小説を今度は読んでみよう。


地を這う虫 (文春文庫)
高村 薫
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おすすめ度の平均: 4.0
4 高村薫は、オールラウンドプレーヤーなんですね。
4 生きる上での困難さをありのままに
5 100m走の緊張感
4 元刑事が主人公。重厚な味わいの短編4作。
4 短編の味わいを十分に堪能できる作品

半眼訥訥 (文春文庫)
半眼訥訥 (文春文庫)
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高村 薫
文藝春秋
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4 漫才
4 素顔の作者に触れられる貴重な本
5 笑わない人の笑えない理由
4 はじまりは大阪
4 コーナーぎりぎりに決まる普通の直球