自宅付近の駅に到着し、さぁ、階段を登ろうとおもってふと通り過ぎたホームのベンチ。
顔の半分が青いアザを持った中年の女性が座っていた。
お化粧をしていた。
身なりも綺麗で。
そのアザを乗り越えるのに相当の精神的葛藤があっただろう。
でも、五体満足で生活できない人、声が出ない、耳が聞こえない、歩けない、手が無い、だんだん体が動かなくなる。
そんな人と比べたら、全然恵まれていると思ったのかもしれない。
少なくても、俺はそのアザがない分、歩ける分、五体満足な分恵まれている。
欠点もいっぱいあるけど、そんなの屁みたいなもん。
自分のいい所をどんどん、伸ばしていく事にした。