桐野夏生さん

面白かった。
またもや面白かった。

この本はシリーズ物の背景説明的な性格を持つものなのだと、読み終わってから知った。
ミロシリーズというらしい。

ミロという探偵が主人公のミステリーシリーズなのだろう。

早速、amazonマーケットプレイスにて5冊ほど購入した。
宮部みゆきさんにも好きだけれど、桐野さんの方が感覚がしっくりくる。

例えて言うなれば、宮部さんは会社帰りに愚痴をこぼせる同僚。
桐野さんは、日曜日の深夜に電話をかけられる友人、かな。

そのくらい、桐野さんには心を許してしまっています。



桐野さんの小説をここ数週間読んでいて、自分は小説家にはなれないな、と実感しました。
書きもしないで・・・。

何か執筆っぽい事をしたいんだけどなぁ。





水の眠り 灰の夢 (文春文庫)
桐野 夏生
文藝春秋
売り上げランキング: 142909
おすすめ度の平均: 4.0
4 ミロと善三の関係
4 単なるミステリー以上の出来です。
4 半永久的につきまとう後味の悪さ
3 タイトルの意図
4 古いゆえに古びない物語