桐野夏生さん
面白かった。
またもや面白かった。
この本はシリーズ物の背景説明的な性格を持つものなのだと、読み終わってから知った。
ミロシリーズというらしい。
ミロという探偵が主人公のミステリーシリーズなのだろう。
早速、amazonマーケットプレイスにて5冊ほど購入した。
宮部みゆきさんにも好きだけれど、桐野さんの方が感覚がしっくりくる。
例えて言うなれば、宮部さんは会社帰りに愚痴をこぼせる同僚。
桐野さんは、日曜日の深夜に電話をかけられる友人、かな。
そのくらい、桐野さんには心を許してしまっています。
桐野さんの小説をここ数週間読んでいて、自分は小説家にはなれないな、と実感しました。
書きもしないで・・・。
何か執筆っぽい事をしたいんだけどなぁ。
水の眠り 灰の夢 (文春文庫)
posted with amazlet at 08.04.05
おすすめ度の平均:
ミロと善三の関係単なるミステリー以上の出来です。
半永久的につきまとう後味の悪さ
タイトルの意図
古いゆえに古びない物語