桐野夏生さん
顔に降りかかる雨 (講談社文庫)
posted with amazlet at 08.04.11
最近読み過ぎって程読んでるなぁ。
人間描写が面白い。
読み進めている順番がメチャクチャなんだけど、どこを切っても面白い。
この本は初期の作品で初めて賞をとった作品だそうだけど、やっぱり面白い。
ミステリーとしても面白かった。
でも、桐野さんの魅力は人間描写に尽きるだろうな。
どういったら良いのか、紙カップに入ったアイスクリームを食べて、その後紙カップに若干染み込んだアイスの水分を舐めた様な描写。
そこに、そんな感情や、機微があるのは漠然と気付いてはいるんだけれど、具体的に見た事もないし、表現した作品も見た事がないです。
いや、はまってます。