霊長類一年生

行きつけのクラブで飲んでいました。
明日から黒服になるということは、お客としてクラブで飲むことは出来なくなるわけで、最後に挨拶に行こうと思ったわけです。
そこでの会話。


23:00

りさ「dd111は頭でっかちなんだよ。」
dd111「そうかなぁ。」

ここまでは、自分が頭が固い事など微塵も認めたくありませんでした。
更に言えば、硬いはずが無い、と思っていたのです。

というのも自分は中卒で世の中にでて、頭がでっかちになるほど頭にものを詰め込んでいないと思っていたからです。
前職の社長にも同じ事を言われていたのですが、ムーディー勝山並みに“右から左”でした。


しかし今日、ひょんな会話から、自分が頭でっかちだと気付かされました。
それは、こんな会話。

まな「自分らは霊長類なんだから、もっと霊的なスピリチュアルな感覚を大切にしなきゃダメだよ。dd111はファーストインプレッションを言葉で説明しようとしているから硬いんだよ。」



今まで、そんなフィーリングを大事にして物事を考えたことも数少ないし、考えたとしても論理で補強していた事は否めません。
この一言で、霊に長じる。つまりはスピリチュアルな感覚を研ぎ澄ますことも大切だと感じたのでした。



プラス、占いの話になり、こんな会話が。


りさ「わたし、前世はマザーテレサみたいな献身的な看護士だったんだって。だから、現世では前世で施した分、楽しみなさい、って言われたの。dd111の前世は、糞ころがしだな。現世は霊長類一年生なんだよ。(笑)」
dd111「・・・。」




最初は、糞ころがしかよって消極的にこのセリフを捉えたのです。

しかし、ここに大きく死生観が関係していることに気付きました。
りささんは、本気で今の人生を楽しもうとしているのです。なぜならば、それが前世から受け継いだ使命だと思っているから。
これを、勝手な解釈だ、とぶった切る自分もいましたが、何せ自分探し中の私。すんなりと信じてみる事にしました。
すると、自分は現世限りで絶対の結果を出そうとしている事に気付いたのです。
この80年足らずの平均寿命の中で、完全な人生を送ろうとしている事に。


そんな話をしていると、こんな会話が。


りさ「現世で頑張っとかないと、来世糞ころがしに落第だよ(笑)」
dd111「(汗)。」




クリスチャンとして育った自分にとってこの、現世、来世等の輪廻転生に基づく理論は実感する事のない感覚でした。



今まで28まで、結構苦労して生きてきたのだから、残りの人生で報われる為にはどうしたら良いんだろう。
って感じていたのです。

しかし、今日、この会話をしてから、自分の人生のたかだか28年なんて大した事ないな。
また、残りの数十年で完全な人生なんて造れっこないな。
だから、今、精一杯努力しなっきゃ。
って思いました。



酔っ払い日記終わり。