外務省職員の不動産獲得記
鈴木宗男さんが文中で否定した外務省女性職員の不動産取得手記。
確かに、給料高いんだろうなぁ、と感じた。
自分の住んでいる23区内の一戸建て、房総にある別荘、パリにあるアパルトヘイト、、、アパルトメント、、、、ま、マンションですな。
この3っつが最終的に本人名義で持っている不動産。
このパリのアパルトメント、2800万円したそうだが、4年で完済したそうだ。
一年700万円をローン返済に充てられるのだ。
月々40万円超返済に充て、ボーナスから200万円超を返済に充てるとこれは可能な金額である。
この海外勤務に関する高額な手当てに関して、著者は文中でこう書く。
“海外勤務の時に手当てが増えるのはグローバルスタンダードだ。
子供の教育、老親の介護等のために単身赴任を余儀なくされたり、母国で生活するのではない色々な不自由、危険が伴う事に対する補償の意味もある。マニラでの国際機関勤務中、相次ぐクーデター騒ぎ、同僚の殺害、毎日18時間の停電は、少々の手当てをもらっても非常に辛かった。”
まぁ、大変だったろう。
著者である、スティルマン美紀恵さん。
さぞ、優秀な外交官だったのでしょう。
OECD(経済協力開発機構?)等の国際機関に出向されたりしたそうです。
ご苦労様でした。
さぞかし、センスのない日本国民を代表して外交する事は大変だったでしょう。
でも、この本を読んで立腹以外の感想も持った。
公務員が、って思うと腹が立つ気もするが、その生活自体は羨ましいからだと思う。
自分の生活に対して真摯に向き合い、好きな事を許された範囲で追求する。
何も、やましい所はないだろう。
ただ、日本人は役人に滅私奉公を要求する。
僕も例外ではないようだ。
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