生きているだけで丸儲け

出口のない海 (講談社文庫)
横山 秀夫
講談社
売り上げランキング: 13702
おすすめ度の平均: 4.0
4 「敗戰記念日」に
5 伝えていくべきこと
5 あの時代の「空気」を感じます
5 日本の歴史の真実回顧
5 映像化は至難のワザです


時は、大東亜(太平洋)戦争末期、日本国海軍による特攻武器“回天”を中心にした、生死、夢、青春、友情、家族、国家というドラマにとって欠かせないすべてのテーマを網羅した傑作(ここ数年で一番)。

自分が感じたのは、無気力は最大の敵だという事。
生きる事に絶対なんて無い。
生きる意味を探す為に一生懸命になるべき。

夢を叶えられる人もいるでしょう、叶えられない人もいるでしょう。

でも、止めちゃったら、なんにもない。

止めなければ、何かなる。

何を続けるのかって?

自分との葛藤でしょう。

作中では、“己との戦争”という表現が出てくる。


この戦争は、自分の中で継続中です。
最近、連戦連敗。

しかも、戦略をしっかり立案する事を放棄し、ただ闇雲に突撃を繰り返しての連戦連敗。
戦略の立て直しを図ります。

自分の力を冷静に見てみると、案外兵力が少ない。
思っていたよりも、力が無い。

兵隊は練兵を怠っている影響か、統率に欠け、持っている武器は調達をいい加減にやっていたお陰で、錆付いている。


唯一の強みは、自軍を俯瞰できる士官が大将の近くに隠れている事か。
現在のダメ大将を放逐し、この士官がやる気を無くす前に、一刻も早く大将の位置に据えるよう全力で努力しよう。