生きているだけで丸儲け
出口のない海 (講談社文庫)
posted with amazlet at 08.07.29
おすすめ度の平均:
「敗戰記念日」に伝えていくべきこと
あの時代の「空気」を感じます
日本の歴史の真実回顧
映像化は至難のワザです
時は、大東亜(太平洋)戦争末期、日本国海軍による特攻武器“回天”を中心にした、生死、夢、青春、友情、家族、国家というドラマにとって欠かせないすべてのテーマを網羅した傑作(ここ数年で一番)。
自分が感じたのは、無気力は最大の敵だという事。
生きる事に絶対なんて無い。
生きる意味を探す為に一生懸命になるべき。
夢を叶えられる人もいるでしょう、叶えられない人もいるでしょう。
でも、止めちゃったら、なんにもない。
止めなければ、何かなる。
何を続けるのかって?
自分との葛藤でしょう。
作中では、“己との戦争”という表現が出てくる。
この戦争は、自分の中で継続中です。
最近、連戦連敗。
しかも、戦略をしっかり立案する事を放棄し、ただ闇雲に突撃を繰り返しての連戦連敗。
戦略の立て直しを図ります。
自分の力を冷静に見てみると、案外兵力が少ない。
思っていたよりも、力が無い。
兵隊は練兵を怠っている影響か、統率に欠け、持っている武器は調達をいい加減にやっていたお陰で、錆付いている。
唯一の強みは、自軍を俯瞰できる士官が大将の近くに隠れている事か。
現在のダメ大将を放逐し、この士官がやる気を無くす前に、一刻も早く大将の位置に据えるよう全力で努力しよう。